虐待児事件は、昔住んでいたあの街で。

今って何でもググると出てくるのは仕方ないけど…若いママに言われてビックリ。虐待されて亡くなった5歳のかわいい女の子。母親の再婚相手の男に虐げられて痩せ細り、5歳とは思えないほど悲しい言葉を羅列して手紙を遺した事件。

耳目を覆いたくなるけれど、本当に起こってしまった話。このやるせなさ、誰か動けなかったのか⁇どうして小さな命を守るべき大人が!という怒り。

遠い国の話ではなく、これ都会のど真ん中で起きたこと。その事件が起きた家まで特定されてしまう時代。

まさか目黒区って割と広いから、そこではないと思ってた。けど、そこは、私が21年前に住んでいた家のすぐ近所でした。あの角を曲がって…ってくらい近く。高級住宅街の中で単身者向けのアパートばかりで、私の住んでた頃は、のどかで平和な、都会なのに静かな街でした。

子どもの声はしなかったのだろうか?子どもが少ないから、少しでも気づくはず。まだあの街にもし住み続けていたなら、今回のような事件になる前に、何かできただろうか。

そもそも、あの街に住んでいるということは、今こうして成人した息子も存在してなかったわけで…とグルグル思い巡らす。

そうなのだ。あの部屋で、小さな姪っ子を何度かお泊りさせて一緒に過ごした時も、近所の酒屋さんに行って言葉を交わして、かわいいね!って言われた姪っ子。あの頃、下の子が産まれて間も無くで4歳か5歳だったかな。

小さな子がいたら目立つくらいの街で、あんな事件が起こった。もっと何かできたのではないだろうか。本当に悔やまれる。

夏至の日の夕焼け。

ハザマの森

泣きたくなることも、時が経てば必ず笑い話にできる。私たちは、日々をそんなハザマに生きているのかもしれません。けれど、渦中にある時は、目の前の事象しか見えない。例えば、夕焼けが美しすぎる秋の日、空が溶けていくような色合いに胸撃ち抜かれてしまうように。今そこにあるモノ、コト、ヒト。心動かすそれらをランダムにフォーカスして、悲喜こもごもを言葉や写真で、味わっていこうではありませんか。

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